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犬のしつけ

子犬の社会化はいつまで?ワクチン前からできる慣らし方とチェックリスト

11月4日更新約7分で読めます

このテーマのまとめ犬のしつけ

子犬の社会化は、生後3週から12〜14週ごろ(約3か月まで)が特に慣れやすい時期です。ワクチンを待つだけだとこの時期の多くが過ぎてしまうので、家の中や抱っこでできることから始めましょう。この記事では、迎えた日から家でできる慣らし方と、慣らしたいもののチェックリスト、怖がったときの引き際をまとめました。

先に結論
  • 社会化期は生後3週ごろから12〜14週ごろまで。この時期は特に慣れやすいが、そのあとも練習は続けられる
  • ワクチン前でも抱っこで外を見る・家に人を呼ぶ・生活の音を聞かせるなど、地面を歩かせない慣らし方ができる
  • 怖がったら距離をとって終わる。無理に近づけると、かえって苦手が強くなる
今日からできる3つ
  • 掃除機の音を別の部屋から小さく聞かせて、おやつをあげる
  • 耳と足先を1〜2秒さわって、おやつをあげる
  • 抱っこで玄関先に出て、外を5分ながめる
すぐ動物病院に行きたいサイン
  • (今すぐ)ぐったりして動かない、何度も吐く、血の混じった下痢をする。ワクチン前に外へ出した数日後なら感染症のおそれがある
  • (今すぐ)ワクチンを打ったあとに顔がはれる、息が苦しそう、歯ぐきが白い
  • (その日のうちに)半日たっても元気や食欲が戻らない
  • (数日のうちに)外に出したあとから咳やくしゃみが続く、体をさわると痛がる

受診のときは、ワクチンの日付と最近外に出た場所を伝えます。元気がない日は慣らしを休み、体調が戻ってから再開して大丈夫です。

目次
  1. 子犬の社会化とは?社会化期はいつまで
  2. 社会化の経験が少ないと起こりやすいこと
  3. ワクチン前からできる社会化
  4. 慣らしたいもののチェックリスト
  5. 社会化の進め方と週ごとの予定
  6. 怖がっているサインと無理をさせない引き際
  7. 社会化期を過ぎた犬はもう遅い?
  8. 迷ったら、遠くから・短く・おやつと一緒に

子犬の社会化とは?社会化期はいつまで

子犬の社会化とは、人・ほかの犬・音・場所など、これから暮らす世界に少しずつ慣れていくことです。慣れたものが多いほど、大人になってからも落ち着いて過ごしやすくなります。

特に慣れやすいのは、生後3週ごろから12〜14週ごろまでの「社会化期」です。犬によって幅があり、一般的な目安です。家に来るのは早くても生後8週ごろなので、迎えてからの1か月半ほどが慣らしやすい時期です。

月齢子犬の様子飼い主さんがすること
生後8〜12週ごろ新しいものに興味を持ちやすい。怖がりも出始める家の中と抱っこで、人・音・さわられることに慣らす
生後12〜14週ごろ社会化期の終わり。警戒心が少しずつ強くなる獣医師に言われた日から地面を歩かせ、外の世界を広げる
生後4か月以降慣れたものは平気、知らないものには慎重に怖がったものを短く練習し続ける

地面を歩かせてよいのは、最後のワクチンから1〜2週間あとが一般的です。それまでに社会化期の終わりが来るので、抱っこでの慣らしを先に進めておきます。いま3か月の子なら、今日から短く毎日続ければ大丈夫です。

社会化の経験が少ないと起こりやすいこと

慣れた経験が少ないまま大人になると、知らないものに強い不安を感じる子もいます。たとえば次のような困りごとです。生まれつきの性格やそれまでの経験も関係します。

性格もあるので、社会化をすれば何でも平気になるわけではありません。それでも、慣れているものが多い子ほど、飼い主さんも犬も毎日が楽になります。

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ワクチン前からできる社会化

ワクチンが済むまでは、地面を歩かせたり、知らない犬とふれあわせたりはしません。でも地面に下ろさなければ、家の中や抱っこでできることはたくさんあります。

家の中でできること

抱っこでできること

外に連れ出すときは、知らない犬のおしっこや便がある場所に下ろさないようにしましょう。ワクチンの時期と回数は、かかりつけの獣医師に確かめてください。

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慣らしたいもののチェックリスト

一度に全部やる必要はありません。1日に2〜3個ずつ、子犬が平気だったものに印をつけていきましょう。

人

音

さわられること

場所と物

社会化の進め方と週ごとの予定

どの慣らしも、「遠くから・短く・おやつと一緒に」から始めて、平気なら少しずつ近づけるのが基本です。

  1. 離れて見せる音なら小さく、人や物なら遠くから。子犬が気づいたらおやつをあげる
  2. 平気なら少し近づけるしっぽや耳がいつも通りで、おやつを食べられるなら一歩近づく
  3. 短く終わる1回は数分まで。子犬が楽しそうなうちに切り上げる
  4. 次の日にくり返す前の日に平気だった距離から始める

生後8週で迎えた子の予定の一例です。ワクチンの日程で前後してかまいません。

時期おもな慣らし
迎えて1週目家の音とにおい、家族にさわられること。まずは新しい家で安心させる
2〜3週目来客、首輪やハーネス、抱っこで玄関先から外をながめる
4〜5週目抱っこで散歩道を回る、車に乗る、動物病院の待合室
ワクチン後地面を歩く散歩、パピー教室、ほかの犬とあいさつ

パピー教室は、獣医師やトレーナーの見守りのなかで、同じくらいの子犬と遊べる場です。ワクチンの条件は教室ごとに違うので、申しこむときに確かめましょう。

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怖がっているサインと無理をさせない引き際

社会化でいちばん避けたいのは、怖い思いをさせてしまうことです。次のサインが見えたら、その日はそこまでにしましょう。

怖がっているサイン
  • しっぽを足の間に巻きこむ、耳を後ろに伏せる
  • 体を低くして固まる、震える
  • あくびや口のまわりをなめるしぐさが続く
  • 大好きなおやつを食べない

サインが出たら、叱ったり抱き上げて近づけたりせず、静かに距離をとります。落ち着いたら、もっと遠い所からやり直せば大丈夫です。

ドッグランは、ワクチン後でも子犬のうちは混んでいない時間帯に。初めての犬とは、性格の穏やかな成犬と1頭ずつ短く会わせるのが安心です。

社会化期を過ぎた犬はもう遅い?

生後4か月を過ぎても、慣れる練習はできます。子犬のころより時間はかかりますが、やり方は同じです。

保護犬を迎えたときや、成犬になってから苦手なものに気づいたときも、遠くから短く始めます。犬によって数週間から数か月かかることもあります。

同じ練習を2〜3週間続けても怖がり方が変わらないときや、吠える・噛むが強いときは、動物病院かドッグトレーナーに相談しましょう。シニア犬が急に怖がりになったときは、目や耳の衰えや痛みのこともあるので、まず動物病院で診てもらいます。

迷ったら、遠くから・短く・おやつと一緒に

今日は音を1つ、さわるのを1つ。そこから始めれば十分です。平気なものが1つずつ増えていけば、子犬との毎日はぐっと楽になります。

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よくある質問

ワクチンが終わるまで外に出してはいけない?

地面を歩かせたり、知らない犬とふれあわせたりは待ちます。抱っこやキャリーで外の音や景色にふれるのは、ワクチン前からできます。

社会化は1日どのくらいやればいい?

1回数分を1日に数回が目安です。長くやるより、短く楽しく終わるほうが覚えやすいです。

ほかの犬と遊ばせる機会がないときは?

パピー教室や、知り合いの穏やかな成犬に1頭ずつ会わせる方法があります。無理に大勢のドッグランへ行く必要はありません。

社会化をしても怖がりなのは失敗?

生まれつき慎重な子もいます。少しでも平気なものが増えていれば、十分に意味があります。

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