犬のしつけの基本!教える順番と、叱らずに覚えてもらうためのコツ
犬のしつけは、言うことを聞かせるためのものではありません。人と犬が一緒に暮らすうえで、お互いが困らないためのルールを教えることです。この記事では、しつけの考え方から教える順番、困った行動の直し方までをまとめました。
- しつけはほめて教える。体罰や大声で叱るのは逆効果
- 名前を呼ぶ、おすわり、伏せ、待て、の順で教えると覚えやすい
- 困った行動には理由がある。理由をなくすと直りやすい
このページでわかること
犬のしつけの考え方
犬は、いいことが起きた行動をくり返し、何も起きない行動をやめていく動物です。だから、できたときにすぐほめる、ごほうびをあげる、が基本になります。
- できた瞬間に、ほめ言葉とおやつをあげる
- 1回の練習は5分ほどで短く切り上げる
- 家族みんなで同じ言葉、同じルールを使う
- 叩く、大声で怒鳴る(人の手や声を怖がるようになる)
- 時間がたってから叱る(何を叱られたのかわからない)
- 日によってルールを変える
教える順番
| 順番 | 教えること | 役に立つ場面 |
|---|---|---|
| 1 | 名前を呼んだら振り向く | すべての練習の始まり |
| 2 | おすわり | ごはんの前、道路を渡る前 |
| 3 | 伏せ | 落ち着かせたいとき、来客のとき |
| 4 | 待て | ドアを開けるとき、拾い食いを止めたいとき |
| 5 | おいで(呼び戻し) | 脱走や事故を防ぐ |
| 6 | お手 | 足を拭く、爪を切るときに役立つ |
子犬は、家に来た日からしつけを始められます。成犬になってからでも、時間はかかりますが覚えられます。
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トイレのしつけは、失敗させない工夫がいちばんの近道です。
- 寝起き、ごはんのあと、遊んだあとにトイレへ連れていく
- トイレでできたら、その場ですぐほめる
- 失敗しても叱らず、だまって片づけて匂いを消す
急に失敗が増えたときは、わざとではなく、環境の変化やストレス、ぼうこう炎などの病気が隠れていることもあります。
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- 引っ張る 引っ張ったら止まる。リードがゆるんだら歩き出す
- 拾い食い 待てを教え、地面のにおいをかぎ始めたら声をかけて気をそらす
- ほかの犬に吠える 距離をとり、吠える前に名前を呼んでおやつをあげる
困った行動の直し方
噛む
子犬の甘噛みは、歯の生え変わりや遊びの一つです。噛んだら遊びをやめて離れると、噛むと楽しいことが終わると覚えます。噛んでいいおもちゃを用意しましょう。
吠える
吠える理由は、警戒、要求、不安などさまざまです。要求吠えには反応しない、警戒吠えには窓の外を見えにくくするなど、理由に合わせて対処します。
うれしょん
うれしいときや興奮したときに、おしっこを漏らしてしまうことです。帰宅したらすぐにかまわず、落ち着いてからあいさつすると減っていきます。
反抗期
生後6か月から1歳半ごろに、今までできたことをしなくなる時期があります。叱らずに、もう一度基本の練習をくり返しましょう。
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飼い主がいないと吠え続ける、物を壊す、トイレを失敗するといった行動は、分離不安のサインかもしれません。
- 出かける前と帰った後に、大げさにかまわない
- 短い時間の留守番から少しずつ慣らす
- 知育おもちゃなど、ひとりで楽しめるものを置いておく
多頭飼い・ほかの犬との付き合い
犬同士にも相性があります。新しい犬を迎えるときは、先住犬を優先してかまい、最初は短い時間だけ会わせて様子を見ましょう。ドッグランや散歩でほかの犬と会うときは、相手の飼い主に声をかけてからにすると安心です。
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しつけがうまくいかないときは、ドッグトレーナーやしつけ教室に相談するのも一つの方法です。噛みつきがひどい、急に攻撃的になったなどの場合は、痛みや病気が原因のこともあるので、動物病院でも相談しましょう。
よくある質問
しつけは何歳から始められる?
子犬は家に来た日から始められます。成犬やシニア犬でも、ほめて教えれば覚えられます。
叱るときはどうすればいい?
大声や体罰は使わず、低い声で短く止めるだけにします。そのあと正しい行動をさせて、できたらほめましょう。
おやつをあげすぎにならない?
ごほうびは小さくちぎったものを使い、1日のごはんの量から差し引くと太りにくくなります。
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