犬の脱水症状のチェック方法!原因とすぐできる水分のとらせ方
暑い日や、下痢や嘔吐が続いたあと、犬は脱水になりやすくなります。脱水は進むと命に関わることもあります。この記事では、家でできる脱水症状のチェック方法と、水分のとらせ方をまとめました。
- 首の後ろの皮膚をつまんで、すぐ戻らなければ脱水のサイン
- 歯ぐきがねばねばする、目がくぼむのも脱水の目安
- ぐったりしている、嘔吐や下痢が止まらないときはすぐ受診
- ぐったりして立てない
- 嘔吐や下痢が止まらず水も吐く
- 皮膚をつまんでも戻らない
- 皮膚の戻りが少し遅い
- おしっこの量が少なく色が濃い
- 運動のあとで水をよく飲み、すぐ元気になる
犬の脱水症状のチェック方法
- 皮膚をつまむ首の後ろか背中の皮膚を軽くつまんで持ち上げ、離す。すぐ戻ればふつう、2秒以上かかれば脱水の疑い
- 歯ぐきを触るしっとりしていればふつう。ねばねば、乾いているときは脱水の疑い
- 歯ぐきを押して色の戻りを見る指で押して白くなった所が、2秒以内にピンクに戻るか確かめる
- 目とおしっこを見る目がくぼむ、おしっこが少なく色が濃いのもサイン
シニア犬や痩せている犬は、もともと皮膚の戻りがゆっくりです。元気なときに一度試して、いつもの戻り方を知っておくと比べやすくなります。
脱水の段階と症状
| 程度 | 主な様子 |
|---|---|
| 軽い | 口の中が少し乾く、皮膚の戻りがやや遅い |
| 中くらい | 皮膚がゆっくり戻る、目がくぼむ、元気がない |
| 重い | 皮膚が戻らない、手足が冷たい、ぐったりする、意識がぼんやりする |
涼しい部屋や冬でも脱水になる理由
犬は汗をほとんどかけないため、のどの渇きよりも、体が熱くなったときに水を多く飲む傾向があります。そのため、エアコンのきいた部屋や寒い季節は、水を飲む量が自然と減りがちです。暖房で空気が乾くと、呼吸からも水分は少しずつ出ていきます。
「暑くないから大丈夫」と思わず、季節を問わず飲んでいる量を見ておきましょう。
犬が脱水になる原因
- 暑さ・熱中症 ハアハアする呼吸で水分が失われる
- 下痢や嘔吐 短い時間でたくさんの水分が出る
- 水を飲まない 器が汚れている、場所が変わった、冬で飲む量が減った
- 病気 腎臓病、糖尿病など、おしっこが増える病気
- 発熱
すぐ動物病院に行くサイン
- ぐったりして立てない、呼んでも反応が鈍い
- 嘔吐や下痢をくり返し、水も吐いてしまう
- 皮膚をつまんでも戻らない、目が落ちくぼんでいる
- 半日以上おしっこが出ていない
- 子犬や小型犬、シニア犬で脱水のサインがある
重い脱水は、口から水を飲ませるだけでは追いつきません。動物病院で点滴などの治療が必要です。
水を飲まない犬に水分をとらせる工夫
- 水の器を毎日洗い、新鮮な水に替えている
- 家の中の何か所かに水を置いている
- ドライフードをぬるま湯でふやかしている
- ウェットフードや、犬用のスープを取り入れている
- 器の素材や高さを変えてみた
- 散歩やお出かけのときに水を持ち歩いている
1日に必要な水の量は、体重1kgあたり50〜60mLほどがひとつの目安です。ただし、食事の種類や季節で変わります。
- 嘔吐しているときに一度にたくさん飲ませると、また吐くことがある
- 人用のスポーツドリンクは糖分が多いので、使うなら獣医師に相談する
犬用の経口補水液を使うとき
下痢や嘔吐で水分が出たときは、水だけでなく塩分などのミネラル(電解質)も失われています。犬用の経口補水液は、両方を補えるように作られています。吐いている最中は少量ずつにし、吐き続けるときは飲ませるより先に受診しましょう。
水分の多い食べ物を足す
| 与えてよいもの(少量) | 与えてはいけないもの |
|---|---|
| スイカ(種と皮を除く) | ぶどう、レーズン |
| きゅうり | 玉ねぎやねぎの入ったスープ |
| ゆでたキャベツや白菜 | キシリトール入りの飲み物やお菓子 |
果物は糖分も多いので、おやつ程度の量にとどめます。初めての食材はごく少しから試しましょう。
脱水を予防するには
夏はエアコンで部屋を涼しくし、散歩は涼しい時間に行きましょう。冬は飲む量が減りやすいので、ぬるま湯にするのも工夫のひとつです。毎日の飲む量をなんとなく見ておくと、飲みすぎや飲まなさすぎに早く気づけます。
関連記事犬の夏バテのサインと対策!食欲がないときの工夫と熱中症との違いよくある質問
脱水は何時間でなる?
暑い場所や激しい下痢では、数時間で進むことがあります。
水を急にたくさん飲むようになったのは?
暑さのほか、腎臓病や糖尿病などのサインのこともあります。続くときは受診しましょう。
経口補水液は飲ませていい?
軽い脱水なら役立つこともありますが、量や種類は獣医師に相談しましょう。
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