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体調の異変(呼吸・熱・痛み)

犬の腎不全とは?急性と慢性の違い、初期症状と食事・暮らしの工夫

10月31日更新約5分で読めます

このテーマのまとめ体調の異変(呼吸・熱・痛み)

「最近、水をよく飲むし、おしっこの量も多い」。それはシニア犬に多い慢性腎臓病の始まりかもしれません。この記事では、犬の腎不全の症状と治療、家でできる食事と暮らしの工夫をまとめました。

先に結論
  • 腎不全は、腎臓のはたらきが落ちて老廃物を出せなくなる病気
  • 初期のサインは、水をよく飲み、薄いおしっこがたくさん出ること
  • おしっこが出ない、吐く、ぐったりしているときはすぐ受診
すぐ動物病院へ
  • 半日以上おしっこが出ない
  • 何度も吐いてぐったりしている
  • 口からアンモニアのようなにおい
今日か明日に受診
  • 水を飲む量とおしっこが増えた
  • 食欲が落ちて痩せてきた
家で様子を見てよいことが多い
  • 暑い日や運動のあとだけ水をよく飲む
目次
  1. 犬の腎不全とは?
  2. 腎不全の初期症状
  3. 進んだときの症状
  4. すぐ動物病院に行くサイン
  5. 腎不全の検査と治療
  6. 家でできる食事と暮らしの工夫
  7. 腎不全の犬の余命と、末期に見られる様子

犬の腎不全とは?

腎臓は、血液をろ過して体の老廃物をおしっこに出す臓器です。ほかにも、体の水分やミネラルの量を整える、血圧を調整する、赤血球をつくる合図のホルモンを出す、骨に必要なビタミンDをはたらかせるなど、たくさんの仕事をしています。腎不全は、このはたらきが落ちて、老廃物が体にたまってしまう状態をいいます。

急性腎障害慢性腎臓病
進み方数時間から数日で急に悪くなる数か月から数年かけてゆっくり進む
主な原因中毒(ぶどう、ユリ、不凍液など)、感染症、脱水、尿路の詰まり加齢、腎臓の炎症、生まれつきの形など
回復早く治療すれば回復することもある元には戻らないので、進行をゆるやかにする

腎不全の初期症状

慢性腎臓病は、腎臓のはたらきがかなり落ちるまで、はっきりした症状が出にくい病気です。シニアになったら年に1〜2回、血液検査と尿検査を受けておくと安心です。

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進んだときの症状

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すぐ動物病院に行くサイン

すぐ動物病院に行きたいサイン
  • 半日以上おしっこが出ていない
  • 何度も吐いて、ぐったりしている
  • ぶどう、レーズン、ユリ、保冷剤などを口にした
  • 口からアンモニアのようなにおいがする
  • けいれんがある

腎不全の検査と治療

血液検査で腎臓のはたらきの数値を、尿検査でおしっこの濃さやたんぱくの量を調べます。超音波で腎臓の形を見ることもあります。慢性腎臓病は、検査の結果から4つのステージに分けて治療を考えます。

治療主な内容
食事療法腎臓に負担をかけにくい療法食に切りかえる
輸液皮下や点滴で水分を補い、老廃物を出しやすくする
薬血圧、たんぱく尿、吐き気、貧血などに合わせて使う

食事で気をつける栄養

栄養気をつけること
たんぱく質とりすぎると老廃物が増えて腎臓の負担になる。減らしすぎも筋肉が落ちるので、量は獣医師と決める
リンたまると腎臓のはたらきをさらに落とす。腎臓ケア用の療法食はリンをおさえてある
ナトリウム塩分の多い人の食べ物やおやつは控える
水分脱水になりやすいので、ウェットフードやふやかしたフードで補う
気をつけたいこと
  • 療法食は、獣医師の指示のもとで始める
  • 急に食事を変えると食べなくなることがあるので、少しずつ切りかえる

家でできる食事と暮らしの工夫

食欲が落ちたときの工夫

体力が落ちてきたときの暮らし

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腎不全の犬の余命と、末期に見られる様子

慢性腎臓病の余命は、見つかったときのステージや、ほかの病気があるかで大きく変わります。早いステージで見つかり、食事と治療を続けられれば、数年おだやかに暮らせる犬も少なくありません。進んだステージで見つかった場合は、数週間から数か月のこともあります。

時期よく見られる様子
初期水をよく飲む、薄いおしっこが増える。見た目はほぼ元気
中期食欲のむら、体重が減る、ときどき吐く
末期ほとんど食べない、吐くことが続く、口がくさい、自分で立てない、呼吸が荒い

末期になると、通院や点滴の負担と、愛犬の過ごしやすさのどちらを大事にするかを、獣医師と相談しながら決めていくことになります。家族で話し合っておくと、いざというときに迷いが少なくなります。

よくある質問

腎不全は治りますか?

急性は早い治療で回復することがあります。慢性は元に戻りませんが、治療で進行をゆるやかにできます。

何歳ごろから気をつければいい?

7歳を過ぎたら、年に1〜2回の血液検査と尿検査をおすすめします。

余命はどのくらい?

ステージや治療への反応で大きく変わります。早く見つかれば数年過ごせる犬もいます。かかりつけの獣医師に、いまのステージでの見通しを聞いてみましょう。

水をたくさん飲むなら、水を減らしたほうがいい?

減らしてはいけません。腎臓のはたらきを助けるために飲んでいるので、制限すると脱水になります。

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