犬の多頭飼いで失敗しないコツ!相性の目安・2頭目の迎え方・費用と準備
犬が2頭、3頭と仲よく遊ぶ姿はとても楽しいものです。ただ、多頭飼いは費用も手間も頭数分ふえ、相性が合わないと犬にも人にもストレスになります。この記事では、多頭飼いを始める前に考えたいことと、2頭目を上手に迎える手順をまとめました。
- 多頭飼いは、先住犬のしつけが落ち着いてから始める
- 初対面は外の広い場所で短く。家の中では先住犬を優先する
- ごはん・寝床・トイレは頭数分そろえて、取り合いを防ぐ
犬の多頭飼いのよいところと大変なところ
| よいところ | 大変なところ |
|---|---|
| 犬同士で遊べて運動量がふえる | フード・医療費・トリミング代が頭数分かかる |
| 留守番中にさびしさがやわらぐことがある | 散歩や世話の時間がふえる |
| 犬同士のやりとりで社会性が育つ | 1頭が吠えるとつられて吠えやすい |
| にぎやかで家族の楽しみがふえる | 相性が悪いとけんかやストレスになる |
多頭飼いでいちばん大切なのは、今いる犬が新しい犬を迎えて幸せになれるかを考えることです。犬のためにもう1頭、という気持ちだけで決めないようにしましょう。
多頭飼いに向いている家庭
- 先住犬がトイレ・おすわり・待て・呼び戻しをできる
- 先住犬がほかの犬を怖がらない、攻撃しない
- 2頭を別々に散歩・世話する時間がとれる
- 1頭が病気になったときの医療費に余裕がある
- 住まいの規約で2頭以上飼える
先住犬のしつけが不十分なまま子犬を迎えると、子犬が先住犬の困った行動をまねてしまいます。まずは1頭目の基本のしつけを固めましょう。
関連記事犬のしつけの基本!教える順番と、叱らずに覚えてもらうためのコツ相性のよい組み合わせの目安
| 組み合わせ | 相性の目安 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 成犬と子犬 | よいことが多い | 子犬のしつこさから成犬が逃げられる場所を作る |
| オスとメス | よいことが多い | 望まない妊娠を防ぐため避妊・去勢を相談する |
| 同じくらいの体格 | 遊びやすい | 興奮しすぎたら休ませる |
| シニア犬と子犬 | 注意が必要 | シニア犬がゆっくり休める時間を守る |
| 同性の成犬同士 | けんかになることもある | 初対面を慎重に、様子を見て決める |
これはあくまで目安で、いちばんは犬同士の性格です。保護犬の譲渡会やブリーダーのところで、先住犬と会わせてから決められると安心です。
2頭目の迎え方と初対面の手順
- 外の広い場所で会わせる家の中は先住犬のなわばり。公園など中立の場所で、リードをつけたまま会わせます。
- 並んで散歩する向かい合わせず、少し離れて同じ方向に歩くと緊張がやわらぎます。
- 家では別のスペースから最初の数日はサークルやゲートで分け、においと気配に慣らします。
- 一緒にいる時間を少しずつのばすうなる・固まるなどのサインが出たら、すぐに離して休ませます。
- ごはん・あいさつ・なでるのは先住犬から
- 新しい犬ばかりかまわない
- 先住犬がひとりで休める場所を残す
けんかを防ぐ暮らし方
多頭飼いのけんかの多くは、食べ物・おもちゃ・寝る場所・飼い主の取り合いから起こります。
- ごはんは離して与える 食べ終わったら器をすぐ片づける
- 寝床とトイレは頭数分 トイレは頭数+1か所あると失敗が減る
- 人気のおもちゃは出しっぱなしにしない 遊ぶときだけ出す
- 1頭ずつの時間を作る 散歩や練習を別々にすると、それぞれのしつけも進む
- 犬同士の本気のけんかに素手を入れない
- 大きな音を立てる、毛布をかぶせるなどで引き離す
- けがをしたら小さな傷でも動物病院へ
多頭飼いの費用の目安
費用は、ほぼ頭数分かかると考えておきましょう。小型犬1頭あたり、フード・おやつ・ペットシーツ・ワクチンや予防薬などで年に20万〜30万円ほどが目安です。
| 項目 | 1頭あたりの年間の目安(小型犬) |
|---|---|
| フード・おやつ | 6万〜10万円 |
| ワクチン・ノミダニなどの予防 | 3万〜5万円 |
| トリミング・日用品 | 5万〜10万円 |
| ペット保険(入る場合) | 3万〜6万円 |
ペットホテルや病院では、頭数分の料金がかかります。年をとる時期が重なると医療費もふえるので、年齢差を考えて迎えるのも一つの方法です。
関連記事犬の健康管理の基本!予防接種・健康診断・ペット保険の考え方先住犬を大切にすることがいちばんのコツ
新しい犬が来ると、世話もしつけもそちらに手がかかります。先住犬は「自分の居場所がなくなった」と感じ、吠える、トイレを失敗するなどの変化が出ることがあります。
- ごはん、散歩、あいさつは先住犬から先にする
- 先住犬と飼い主だけで過ごす時間を毎日とる
- 寝床、食器、おもちゃは犬ごとに用意する
- 先住犬の困った行動は、2頭目を迎える前に直しておく
問題行動はまねされやすい
後から来た犬は、先住犬のふるまいをよく見てまねします。無駄吠えや拾い食いがある場合は、そのままうつることも。反対に、先住犬が落ち着いていれば、2頭目のしつけが楽になることも多いです。
- 頭数が多くなると、自治体によっては届け出が必要なことがあります。住んでいる地域のきまりを確かめましょう
よくある質問
2頭目はいつ迎えるのがいい?
先住犬が1歳を過ぎて基本のしつけが身についてからが目安です。シニア期に入る前のほうが、先住犬の負担は少なくなります。
先住犬が新しい犬を無視するのは大丈夫?
距離をとって様子を見ているだけのことが多いです。うなる・噛むなどがなければ、無理に仲よくさせず時間をかけましょう。
多頭飼いだと留守番は平気になる?
さびしさがやわらぐ犬もいますが、分離不安が治るとは限りません。それぞれの様子を見ましょう。
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