犬のオスとメスの違いは?性格と体の差、どちらが飼いやすいかの決め方
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このテーマのまとめ犬種・犬を迎える子犬を迎えるとき、オスとメスのどちらにしようか迷う飼い主さんは多いですよね。「メスのほうがおとなしい」「オスは甘えん坊」と聞くこともありますが、本当なのでしょうか。この記事では、オスとメスの体と性格の違い、性別ごとに気をつけたいこと、暮らしに合う選び方を順番にまとめました。
- 違いがはっきり出るのは体と暮らしの面。オスはマーキング、メスは約半年ごとのヒートがある
- 性格は「傾向」があるだけで、一頭ずつの差のほうがずっと大きい
- 迷ったら性別より、その子の性格と自分の暮らしに合うかで決める
性別に関わる体のトラブルは、次のときに動物病院へ。くわしくは「かかりやすい病気」の節にあります。
- (今すぐ)避妊手術をしていないメスで、ヒートが終わって1〜2か月のころに、水をたくさん飲む・ぐったりする・陰部から膿のようなおりもの
- (今すぐ)おしっこを何度もしようとするのに出ない、出ても血が混じる
- (今日か明日に)オスの精巣の片方だけが大きい・硬い、メスのおなかや胸にしこりがある
- (今日か明日に)シニア犬で、前はなかったマーキングやおもらしが急に始まった
手術ずみの子は、1つ目の子宮の病気の心配はほぼありません。しこりやおしっこの変化は手術ずみでも起きるので、同じ目安で見てください。
目次
犬のオスとメスの違いは?まず全体を比べよう
犬のオスとメスの違いは、性格よりも体のつくりと、それに関わる行動に出やすいです。まずは全体を表で見てみましょう。
| 比べること | オス | メス |
|---|---|---|
| 体の大きさ | 同じ犬種ならやや大きく、骨格もがっしり | ややきゃしゃで小さめ |
| おしっこ | 片足を上げてする子が多い | しゃがんでする子が多い |
| 性別に関わる行動 | マーキング、マウンティング | 約半年ごとのヒート(発情) |
| 性格の傾向(一頭ずつの差が大きい) | 甘えん坊、遊び好きと言われることが多い | 落ち着いている、マイペースと言われることが多い |
| かかりやすい病気 | 前立腺や精巣の病気 | 子宮や乳腺の病気 |
性格の欄は、あくまで「そう言われることが多い」という傾向です。同じ性別でも、性格は一頭ずつまったく違います。
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大きさと体重
同じ犬種なら、多くの場合オスのほうがひとまわり大きくなります。たとえば柴犬なら、オスは9〜11kgほど、メスは7〜9kgほどが一般的な目安です。もちろん個体差があります。抱っこやキャリーで移動することが多い家庭では、この差が意外と効いてきます。
おしっこの仕方
オスは成長すると、片足を上げて高い所におしっこをかける子が多くなります。室内では壁や家具の脚が汚れやすいので、トイレの周りに囲いがあると安心です。メスはしゃがんでするので、トイレシートの上でおさまりやすい傾向があります。
子犬の値段
犬種によっては、メスの子犬のほうが少し高めに値段がついていることがあります。値段は性別だけで決まるわけではないので、見学のときに健康状態や育った環境もあわせて確かめましょう。
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オスは人なつこく甘えん坊、メスは落ち着いていて自立心がある、とよく言われます。実際にそう感じる飼い主さんも多いようです。
ただ、性格を決めるのは性別だけではありません。犬種、親犬の性格、子犬のころにどれだけ人や音に慣れたか、迎えたあとの接し方のほうが大きく関わります。おとなしいオスも、元気いっぱいのメスもたくさんいます。
- 抱っこしたとき、体を預けてくるか
- 名前を呼んだとき、こちらに来るか
- ほかの子犬との遊び方は激しすぎないか
オスで気をつけたいこと
マーキング
散歩中に電柱や草むらのにおいをかいで、少しずつおしっこをかけていくのがマーキングです。自分のにおいを残す、犬にとって自然な行動です。室内でするときは、叱るより、した場所のにおいをしっかり消して、トイレでできたらほめるのが基本です。
マウンティング
クッションや人の足に抱きついて腰を振るのがマウンティングです。興奮や遊びの延長でもすることがあり、メスにもみられます。始まったら静かに離れ、おもちゃなど別の遊びに誘ってあげましょう。
メスのにおいでそわそわする
去勢していないオスは、近くにヒート中のメスがいると落ち着かなくなり、食欲が落ちたり、リードを強く引いたりすることがあります。ドッグランや散歩の時間をずらすなど、会わない工夫をしてあげましょう。
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ヒート(発情)
避妊手術をしていないメスは、生後6か月〜1年ごろから、だいたい半年に1回ヒートがきます(犬によって差があります)。陰部がふくらみ、出血が2〜3週間ほど続くので、そのあいだはマナーパンツを使ったり、ドッグランを控えたりします。
ヒートのあとの体の変化
ヒートが終わったあと、おなかが張る、おもちゃを大事に抱えて巣作りのような行動をする子がいます。体が妊娠したように反応するもので、多くは数週間でおさまります。長く続くときや、乳腺が大きく張るときは獣医師に相談しましょう。
かかりやすい病気と受診の目安
性別によって、かかりやすい病気も違います。どちらも手術をしていない犬で、年を重ねると増える傾向があります。
| かかりやすい病気 | 家で気づけるサイン | |
|---|---|---|
| オス | 前立腺が大きくなる病気、精巣の腫瘍、お尻のまわりのヘルニア | うんちが細い・出にくい、精巣の大きさが左右で違う、お尻の横がふくらむ |
| メス | 子宮に膿がたまる病気(子宮蓄膿症)、乳腺の腫瘍 | 水をたくさん飲む、おりもの、胸やおなかのしこり |
| どちらも | 膀胱炎(メスにやや多い) | おしっこの回数が増える、血が混じる |
急ぎ度は、記事のはじめの「動物病院へ」の一覧と同じです。とくにメスの子宮の病気は、ヒートのあと1〜2か月のころに起きやすく、急に悪くなることがあります。そのほかのサインは数日のうちに受診して、健康診断のときにも相談しましょう。
手術をするかどうかで、かかりやすい病気は変わります。去勢(オスの精巣をとる手術)では精巣の腫瘍などが、避妊(メスの卵巣や子宮をとる手術)では子宮蓄膿症などが起きにくくなります。一方で全身麻酔が必要で、手術のあとは太りやすくなる子もいます。
メスの最初のヒートは生後6か月〜1年ごろです。子犬を迎えたら、ワクチンで病院へ行くときに、手術をするかどうかと時期を獣医師に相談しておくと安心です。
どちらが飼いやすい?暮らし方で選ぶ
「どちらが飼いやすいか」は、家の暮らし方で変わります。次の表を目安にしてみてください。
| こんな暮らしなら | 向きやすい性別 | 理由 |
|---|---|---|
| 抱っこやキャリーでよく移動する | メス | 体がやや小さく軽い |
| 室内のマーキングが心配 | メス | 足を上げておしっこをする子が少ない |
| ヒートのお世話に自信がない | オス | 出血や時期の管理がいらない |
| 子犬を産ませる予定はない、手術も考えている | どちらでも | 手術をすると性別の差は小さくなる |
表はあくまで目安です。会ってみて「この子だ」と思えるかどうかを、いちばん大事にしてあげましょう。
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2頭目を迎えるとき、オスとメスの組み合わせはけんかが起きにくいと言われます。ただし、どちらも手術をしていないと、子犬が生まれる可能性があります。
- 子犬を産ませないなら、どちらかか両方の手術を獣医師と相談する
- 手術をしないなら、ヒートの期間は部屋やケージを分ける
- 同じ性別どうしでも、相性が合えば仲良く暮らせる。先住犬と会わせてから決める
- ごはんやおもちゃは1頭ずつ用意し、取り合いにならないようにする
性別より、その子らしさを見て迎えよう
オスならトイレの囲い、メスならマナーパンツ。性別ごとの特徴を知っておけば、迎える前にそろえる物も見えてきます。最後は、目の前の子の性格と、あなたの暮らしに合うかどうかで決めてあげてください。
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オスとメスで寿命は違う?
性別による大きな差はありません。寿命は犬の大きさや体質、毎日の暮らし方のほうが大きく関わります。
メスのほうがしつけしやすい?
性別でしつけのしやすさが決まるわけではありません。どちらも、できたらほめる練習を続けるのが基本です。
子犬のオスとメスはどう見分ける?
おなかを見ると、オスはおへその少し下に、メスは後ろ足の間に陰部があります。迷ったらお店や獣医師に確かめてもらいましょう。
手術をすると性格は変わる?
マーキングやそわそわする様子が落ち着くことはありますが、性格そのものが大きく変わるわけではありません。犬によって差があります。
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