犬と暮らす人の情報ノート
体調の異変(呼吸・熱・痛み)

犬の骨折のサインと応急処置!起こりやすい場面と治療、予防

10月31日更新約4分で読めます

このテーマのまとめ体調の異変(呼吸・熱・痛み)

抱っこから落ちた、ソファから飛び降りた直後から、足を上げたまま地面につかない。それは骨折かもしれません。小型犬の骨はとても細く、家の中のちょっとした事故でも折れることがあります。この記事では、骨折のサインと応急処置、予防をまとめました。

先に結論
  • 小型犬は、抱っこからの落下やソファからの飛び降りで骨折しやすい
  • 足をつかない、腫れる、触ると強く痛がるのが骨折のサイン
  • 骨折が疑われたら、動かさないようにしてすぐ動物病院へ
目次
  1. 犬の骨折のサイン
  2. 骨折が起こりやすい場面
  3. すぐ動物病院に行くサイン
  4. 動物病院に運ぶまでの応急処置
  5. 骨折の治療
  6. 骨折を防ぐ家の工夫

犬の骨折のサイン

骨にひびが入っただけのときは、少し足を引きずるくらいで、骨折に見えないこともあります。落下やぶつけたあとに様子がおかしければ受診しましょう。

犬は痛みを隠すことがある

犬は痛みがあっても、平気そうにふるまうことがあります。特定の足をかばう、体を触られるのを嫌がる、抱っこで鳴くといった小さな変化を見逃さないようにしましょう。骨盤を折ったときは、おしっこやうんちがしにくくなることもあります。

骨折が起こりやすい場面

トイ・プードル、チワワ、ポメラニアン、イタリアン・グレーハウンドなど、足の細い小型犬は前足の骨折が特に多いです。

骨折しやすい犬理由
1歳までの子犬骨がまだやわらかく、怖いもの知らずで高い所から飛び降りる
足の細い小型犬前足の骨が細く、少しの衝撃で折れる
シニア犬筋力が落ちてふらつき、転びやすい
食事がかたよっている犬手づくり食や人の食べ物ばかりで、カルシウムなどの栄養のバランスがくずれると骨が弱くなる

すぐ動物病院に行くサイン

すぐ動物病院に行きたいサイン
  • 足を地面につけない、形がおかしい
  • 骨が皮膚から出ている、出血している
  • 交通事故や高い所からの落下のあと
  • 呼吸が苦しそう、ぐったりしている(胸やお腹のけがの可能性)
関連記事犬の脱臼とは?膝蓋骨脱臼の症状とグレード、治療と家でできる予防

動物病院に運ぶまでの応急処置

  1. 落ち着かせて動かさない痛みでかむことがあるので、顔の近くに手を出さない
  2. 出血があれば清潔な布で押さえる強くしばりすぎない
  3. 体ごと支えて運ぶバスタオルで包むか、キャリーや箱に入れて、折れた足が動かないようにする
  4. 病院に電話してから向かう状況を伝えておくと、着いてからすぐ診てもらえる
やってはいけないこと
  • 折れた足を自分で引っぱって戻す
  • 添え木を無理に巻く
  • 人用の痛み止めを飲ませる

骨折の治療

レントゲンで骨折の場所と形を確かめます。ひびや軽い骨折はギプスで固定することもありますが、小型犬の前足の骨折は骨がくっつきにくいため、金属のプレートやピンで固定する手術をすることが多いです。

治療後は、数週間から数か月の安静が必要です。骨がくっつくまでは、走る、跳ぶを控えましょう。手術や入院で治療費が高くなることもあるので、ペット保険を検討しておくと安心です。

治療費の目安

内容費用の目安
診察とレントゲン1万〜5万円ほど
ギプスなどの固定数万円ほど
プレートやピンの手術と入院15万〜35万円ほど。複雑な骨折は50万円をこえることも

金額は病院や骨折の場所、夜間かどうかで大きく変わります。手術のあとも、再診やレントゲン、金具を抜く手術がかかることがあります。

治療中の家でのケア

関連記事犬の健康管理の基本!予防接種・健康診断・ペット保険の考え方

骨折を防ぐ家の工夫

関連記事犬と快適に暮らすコツ!部屋づくり・季節の対策・お出かけの基本

よくある質問

骨折は自然に治りますか?

ずれたままくっつくと、足が曲がったり歩けなくなったりします。必ず受診しましょう。

骨折が治るまでどのくらい?

年齢や場所によりますが、子犬で1か月ほど、成犬で2〜3か月ほどかかることが多いです。

足を引きずるけど痛がらないのは?

ひびや関節のトラブルのことがあります。様子見せず受診しましょう。

あわせて読みたい

ほかのテーマを読む