犬回虫とは?症状・感染経路・駆虫の目安と人にうつるときの注意
犬回虫は、犬の腸に住みつく白いひものような寄生虫です。とくに子犬に多く、成長をさまたげることがあります。人にもうつることがあるので、飼い主さんも知っておきたい寄生虫です。この記事では、犬回虫の症状と感染経路、検査と駆虫、予防の方法をまとめました。
- 犬回虫は子犬に多く、母犬のお腹の中や母乳からうつることがある
- 子犬を迎えたら便検査を受け、獣医師のすすめる間隔で駆虫する
- うんちはすぐ片づけ、さわったら手を洗う。人にうつることもある
犬回虫とは?
犬回虫は、犬の小腸に寄生する線虫の仲間です。成虫は白っぽいひものような形で、長さは数センチから十数センチほどになります。うんちや吐いたものに、そうめんのような虫が出てきて気づくこともあります。
腸の中で卵を産み、その卵がうんちと一緒に外に出ます。卵は土の中で数週間かけて感染する力をもち、長く生き続けます。
犬回虫の感染経路
| 感染経路 | くわしく |
|---|---|
| 母犬のお腹の中 | 妊娠中の母犬の体にひそんでいた幼虫が、胎盤を通って子犬にうつる |
| 母乳 | 母乳を通して子犬にうつる |
| うんちの中の卵 | 卵がついた土や草をなめる、ほかの犬のうんちを食べる |
| ほかの動物 | 卵を口にしたネズミなどを食べる |
母犬からうつることがあるため、ブリーダーやペットショップから迎えた子犬にも見られます。
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成犬はほとんど症状が出ないことも多いのですが、子犬では次のような症状が出やすくなります。
- 下痢、嘔吐
- お腹がぽっこりふくらむ
- 食べているのに大きくならない、やせる
- 毛づやが悪い
- うんちや吐いたものに虫が混じる
- 幼虫が肺を通るときに咳が出る
- 子犬がぐったりしている、食べない
- 下痢や嘔吐が続き、水も飲めない
- お腹が大きくふくらんで苦しそう
- うんちや吐いたものに虫が出てきた
虫がたくさんいると、腸に詰まってしまうこともあります。子犬の様子がおかしいときは、早めに受診しましょう。
検査と駆虫の流れ
- 便検査うんちを顕微鏡で見て、卵がないかを調べます。新しいうんちを少量持っていきます。
- 駆虫薬体重や年齢に合わせて、獣医師が飲み薬などを出します。
- くり返し駆虫卵や幼虫には効きにくいことがあるため、間をあけて何回か駆虫します。
- もう一度検査駆虫のあと、虫がいなくなったかを確かめます。
市販の虫下しもありますが、寄生虫の種類によって効く薬は違います。まず検査を受けて、獣医師にまかせましょう。
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犬回虫の卵が人の口に入ると、まれに幼虫が体の中を動きまわり、目や内臓に症状が出ることがあります。とくに砂場や土で遊ぶ小さな子どもは注意が必要です。
- 犬のうんちはすぐ片づけ、袋に入れて捨てる
- うんちやトイレをさわったら、せっけんで手を洗う
- 犬に顔をなめさせたあとは、食事の前に手と顔を洗う
- 生肉や生レバーを食べない
犬回虫の予防
- 子犬を迎えたら、早めに動物病院で便検査を受ける
- 獣医師のすすめる間隔で、定期的に駆虫する
- フィラリア予防のときに、お腹の虫にも効く薬を選べるか相談する
- 散歩中にほかの犬のうんちや土をなめさせない
- 健康診断のときに、ときどき便検査をする
よくある質問
うんちに白いひものような虫がいた
回虫などの寄生虫かもしれません。そのうんちを袋に入れて、動物病院に持っていきましょう。
成犬でも犬回虫はうつる?
うつりますが、症状が出ないことが多いです。気づかないうちに卵を出していることもあるので、定期的な検査と駆虫が大切です。
犬回虫は人にうつる?
まれにうつることがあります。うんちの片づけと手洗いを習慣にすれば、心配はぐっと減ります。
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