犬の気持ち・行動の意味
犬が威嚇するのはなぜ?サインの段階と、されたときの正しい対応
ほかの犬や人に向かって吠えたり唸ったりする愛犬に、困っている飼い主は少なくありません。威嚇は、犬が争いを避けるために出す警告です。この記事では、犬が威嚇する理由とサインの段階、されたときの正しい対応をまとめました。
- 威嚇は、かむ前に「来ないで」と伝える警告。多くは怖さが根っこにある
- 体が固まる、唸る、歯を見せる、と段階を踏んで強くなる
- 威嚇されたら目を合わせず、ゆっくり距離をとるのが正解
犬が威嚇するのはなぜ?
| 理由 | よくある場面 |
|---|---|
| 怖い・不安 | 知らない人や大きな犬、初めての場所 |
| 縄張りを守りたい | 家に来た人、窓の外の通行人 |
| 物を守りたい | ごはん、おもちゃ、寝床 |
| 子犬や家族を守りたい | 子育て中の母犬、飼い主に近づく人 |
| 痛い | 体をさわられたとき |
| 興奮しすぎ | 遊びで気持ちが高ぶったとき |
威嚇する犬は強気に見えますが、実は怖がっていることがとても多いです。追いはらえば怖いものが去る、と覚えて威嚇がくせになることもあります。
威嚇のサインの段階
犬は、いきなりかむことはあまりありません。小さなサインから順に強くなっていきます。
- 目をそらす、あくび、舌なめずり落ち着きたい、争いたくないという合図
- 体が固まる、じっと見つめるこれ以上近づかないでほしい
- 唸る、鼻にしわを寄せるはっきりした警告
- 歯をむき出す、吠えかかる最後の警告
- かむ警告が伝わらなかったときの手段
早い段階のサインに気づいて距離をとれば、かむ事故はほとんど防げます。
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やってよいこと
- 目を合わせず、体を横に向ける
- 大きな声を出さず、ゆっくり後ずさりする
- 手を出さない、背中を見せて走らない
やってはいけないこと
- 叱る、たたく、押さえつける
- かがんで顔を近づける
- 威嚇の原因の物を無理に取り上げる
飼い主が大声で叱ると、犬はさらに緊張します。威嚇を叱ってやめさせると、警告なしにかむようになることもあるので注意しましょう。
散歩中にほかの犬を威嚇するとき
- 相手の犬に気づいたら、早めに道の反対側へよける
- 相手が見えても静かにしていられたら、おやつでほめる
- 近づく距離は、愛犬が落ち着いていられる範囲にとどめる
- 無理にあいさつさせない
少しずつ、相手がいてもいいことがあると覚えてもらうのが近道です。
関連記事犬のしつけの基本!教える順番と、叱らずに覚えてもらうためのコツ家に来た人を威嚇するとき
インターホンや来客で吠える犬には、ハウスやマットで待つ練習が役立ちます。来客中は別の部屋やハウスで過ごさせ、落ち着いたら静かにほめましょう。来客に、犬を見つめたり手を出したりしないようお願いするのも大切です。
関連記事犬が興奮するのはなぜ?理由別の落ち着かせ方と興奮しやすい場面専門家や動物病院に相談したいとき
すぐ動物病院に行きたいサイン
- 急に威嚇やかみつきが増えた(痛みや病気のことがある)
- 家族をかんでけがをさせたことがある
- シニアになって怒りっぽくなった
かむ力の強い犬や、家に小さな子どもがいる場合は、早めにドッグトレーナーや動物病院の行動診療に相談しましょう。
よくある質問
威嚇はしつけで直る?
原因に合わせて少しずつ慣らせば、減らせることが多いです。力で押さえつける方法は逆効果です。
子犬が威嚇するのは?
遊びの興奮や怖さのことが多いです。いろいろな人や音に、やさしく慣らしていきましょう。
飼い主を威嚇するのは上下関係のせい?
上下関係より、怖い・痛い・物を守りたいといった理由がほとんどです。
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