犬がへそ天で寝るのはなぜ?安心・甘え・暑さの気持ちの見分け方
仰向けでおなかを見せて、足を投げ出して寝るへそ天。見ていて思わず笑ってしまう寝姿ですが、犬がへそ天をする理由は1つではありません。この記事では、へそ天をする4つの理由と見分け方、気をつけたいことをまとめました。
- へそ天のいちばん多い理由は、その場所と人を信頼して安心していること
- 体をくねらせながらなら甘え、耳を伏せて固まっているなら降参のサイン
- 暑い日のへそ天は体を冷やしている。ハアハアが強いときは熱中症に注意
犬がへそ天をする4つの理由
| 理由 | よく見られる様子 |
|---|---|
| 安心している | 目を閉じて体の力が抜けている。そのまま眠る |
| 甘えている、遊んでほしい | 体を左右にくねらせる。飼い主を見ている |
| 降参している | 耳を後ろに伏せる。しっぽを巻き込む。固まっている |
| 暑い | 舌を出してハアハアしている。冷たい床で仰向けになる |
同じへそ天でも、顔や体の様子でどの気持ちかがわかります。次から1つずつ見ていきましょう。
安心しきっているへそ天
おなかは毛が少なく、内臓を守る骨もない犬の急所です。野生の犬は、危険を感じるとおなかを下にして身を守ります。そのおなかを上にして眠るのは、ここは安全で、そばにいる人も信頼できると感じている証拠です。
飼い主がそばにいるのにへそ天で寝ているなら、家族を信頼してすっかりくつろいでいると考えてよいでしょう。人が大好きな犬は、散歩中やほかの犬の前でへそ天を見せることもあります。
関連記事犬が飼い主を信頼している行動とは?信頼のサインと関係の深め方甘えている・遊んでほしいへそ天
子犬のころ、母犬は仰向けになった子犬のおなかをなめて世話をします。そのなごりで、飼い主に甘えたいときにおなかを見せる犬がいます。
へそ天のまま体を左右にくねらせたり、飼い主の顔をちらちら見たりしているなら、なでてほしい、遊んでほしいの合図です。前におなかをなでてもらってうれしかった犬は、へそ天をすれば構ってもらえると覚えていることもあります。
- おなかをやさしくなでてあげてよい
- 手を出したときに甘噛みしてくるなら、遊びに切りかえる
- へそ天のたびに必ず構うと、要求がエスカレートすることもある
降参・怖がっているへそ天
叱られたときや、大きな犬に会ったときに、ころんと仰向けになる犬もいます。これは「戦うつもりはありません」という降参の合図です。
- 耳を後ろにぺたんと伏せている
- しっぽを足の間に巻き込んでいる
- 目をそらす、白目が見える
- 体が固まって動かない
このサインが重なっているときは、リラックスではなく怖がっています。叱るのはそこでやめて、落ち着くまでそっとしておきましょう。おなかを無理になでると、かえって怖がらせることがあります。
暑くて体を冷やしているへそ天
犬は人のように汗をかけません。毛の少ないおなかを冷たい床に向けたり、空気に当てたりして、体の熱を逃がしています。夏にへそ天が増えるのはこのためです。
- 暑い場所でハアハアが止まらない
- 舌や歯ぐきが真っ赤、または紫色
- 呼んでも反応が鈍い、ふらつく
このようなときは熱中症のおそれがあります。すぐに涼しい場所へ移し、首やわきの下を冷やしながら動物病院に連絡しましょう。ふだんから、室温を25度前後に保つ、ひんやりマットを置くなどの工夫をしておくと安心です。
関連記事犬の体調不良のサイン一覧!様子見でいい症状とすぐ病院に行く症状へそ天をしない犬は大丈夫?
へそ天をしないからといって、飼い主を信頼していないわけではありません。もともと警戒心が強い性格、足の短い犬種、体が大きく仰向けになりにくい犬など、へそ天をしない犬はたくさんいます。
横向きに長く伸びて寝る、飼い主に背中をくっつけて寝るのも、安心しているときの寝方です。寝方だけでなく、ふだんの様子を合わせて見てあげましょう。
関連記事犬は一緒に寝る人を選ぶ?選ばれる人の特徴と寝る位置の意味へそ天のときに気をつけたいこと
- 寝ている犬を急にさわらない。びっくりして噛むことがある
- ソファやベッドの端でへそ天をしていたら、落ちないように見守る
- 仰向けで背中や腰を痛がる様子があれば、無理に体勢を変えさせない
- 冬は冷たい床でのへそ天が続かないよう、マットを敷く
よくある質問
へそ天のおなかはなでてもいい?
甘えて体をくねらせているときはなでて大丈夫です。眠っているときや、耳を伏せて固まっているときはそっとしておきましょう。
子犬はよくへそ天をするのに、成犬になってしなくなった
成長とともに寝方が変わるのはよくあることです。元気と食欲があれば心配いりません。
へそ天で寝ながら足を動かすのはなぜ?
夢を見ていることが多いです。けいれんのように体全体が硬くなるときは動物病院で相談しましょう。
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