犬のウェットフードとドライの違いは?毎日あげていいかと混ぜる量の目安
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このテーマのまとめ食事・ドッグフード缶やパウチのウェットフードは、いつもより喜んで食べる子が多いですよね。でも「毎日あげても大丈夫?」「ドライと何が違うの?」と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。この記事では、ウェットフードとドライフードの違いと、上手な取り入れ方をまとめました。愛犬の年齢や食べ方に合わせて選ぶときの参考にしてください。

ウェットフードに変えたあとで、何度も吐く、ぐったりする、血の混じった下痢が出る、傷んだフードを食べて吐く・ふるえるときは、今すぐ動物病院へ。子犬やシニア犬が半日以上なにも食べない、水も飲まないときは、その日のうちに相談しましょう。くわしい目安は「受診したほうがいいとき」の節にまとめました。
目次
犬のウェットフードとドライフードの違い
いちばん大きな違いは水分の量です。ドライフードは水分が10%前後のカリカリした粒、ウェットフードは水分が75〜80%ほどある缶詰やパウチのごはんです。そのほかの違いを表にまとめました。
| くらべること | ウェットフード | ドライフード |
|---|---|---|
| 水分 | 75〜80%ほど | 10%前後 |
| 香りと食いつき | 香りが強く、食べやすい子が多い | ウェットよりは控えめ |
| かたさ | やわらかく、かまずに食べられる | かたい粒。ふやかすとやわらかくなる |
| 1食あたりの値段 | 高め | 手ごろ |
| 開けたあと | 冷蔵して1〜2日ほど(表示を確かめる) | 袋を閉じて1か月ほどが目安(表示を確かめる) |
| 歯の汚れ | 歯に残りやすい | 残りにくいが、歯みがきは必要 |
同じ重さで比べると、ウェットフードは水分が多いぶんカロリーが低めです。ドライは100gで350〜400kcalほどの物が多いのに対し、ウェットは100gで70〜120kcalほどの物が多く、同じカロリーをとるには3〜5倍ほどの重さが必要です(製品で差があります)。量はかならず袋や缶の表示で確かめましょう。
なお、ドライとウェットの中間で、しっとりした「セミモイスト」というタイプもあります。食べやすいかわりに、保存のための材料が多めに入っているものもあるので、原材料を見て選びましょう。
ウェットフードのよいところ
ごはんから水分をとれる
ウェットフードは、食べるだけで水分をとれます。あまり水を飲まない子や、夏場に飲む量が減る子には、水分補給の助けになります。ウェットフードに変えてから水を飲む量が減ることがありますが、ごはんから水分をとれているためと考えられます。元気でおしっこの量もいつもどおりなら様子を見てよいですが、水をまったく飲まないときは相談しましょう。
香りがよく、食べつきがよい
お肉やお魚の香りが立つので、食が細い子や、ドライに飽きてしまった子も食べてくれることがあります。体調を崩して食欲が落ちたあとの、食べるきっかけにも使えます。
やわらかくて食べやすい
かむ力が弱くなったシニア犬や、歯が少ない子、口の小さい小型犬でも食べやすいかたさです。粒を丸のみしてしまう子にも向いています。
ウェットフードは体に悪い?気をつけたいところ
ウェットフードそのものが体に悪いわけではありません。気をつけたいのはあげ方です。
- カロリーのとりすぎ ドライに上乗せするだけだと、1日のカロリーが増えて太りやすくなります
- 歯の汚れ やわらかいので歯に残りやすくなります。ドライでも歯がきれいになるわけではないので、どちらでも歯みがきを続けましょう
- 傷みやすさ 開けたあとは傷みやすく、出しっぱなしにすると食中毒の原因になります
- 栄養のかたより 一般食や副食だけを主食にすると、栄養が足りなくなります
塩分やにおいの強さが気になるときは、原材料の最初にお肉やお魚が書かれているか、何が入っているかがわかりやすいものを選ぶと安心です。
総合栄養食と一般食の見分け方
ウェットフードを選ぶときは、まずパッケージの「目的」の表示を見ます。
| 表示 | どんなごはんか | 使い方 |
|---|---|---|
| 総合栄養食 | 水と一緒にあげれば、必要な栄養がとれる | 主食にできる |
| 一般食・副食 | おかずやトッピング向け | 総合栄養食と組み合わせる |
| 間食 | おやつ | 1日のカロリーの1割までに |
| 療法食 | 病気の子のために栄養を調整したもの | 獣医師の指示があるときだけ |
一般食・副食は、それだけでは栄養が足りない「おかず」のことです。缶やパウチには一般食のものも多いので、裏面の「総合栄養食」の文字をかならず確かめましょう。ウェットだけで食事をまかなうなら、総合栄養食で、しかも愛犬の年齢(子犬用・成犬用・シニア用)に合ったものを選びましょう。
関連記事犬のごはんの基本!ドッグフードの選び方と量、食べてはいけないものウェットフードは毎日あげていい?混ぜるときの量
総合栄養食のウェットフードなら、毎日の主食にしてかまいません。ただし値段が高めで、歯も汚れやすいため、ドライを中心にしてウェットをトッピングする家庭が多いです。
ドライに混ぜるときは、カロリーで置きかえる
混ぜるときは、足したウェットのカロリーの分だけドライを減らします。計算の一例です。
- 1日のドライの量を確かめる例: 体重5kgの成犬で、ドライ1日80g(約300kcal)
- 足すウェットのカロリーを見る例: 1日に足すウェットが約60kcal(缶やパウチに書いてあります)
- ドライの量を減らすドライは約240kcal分にする。300kcalで80gなら、240kcalは80×240÷300で約64g
- 体重を2週間ごとに確かめる増えるならドライを少し減らし、減るなら少し戻す
ここの数字は一例です。実際の量は、使っているフードの表示と、愛犬の体重や運動量で決めてください。持病のある子は獣医師の話を優先しましょう。
ウェットしか食べなくなったら
ウェットを覚えると、ドライを残すようになる子もいます。ウェットの量を少しずつ減らし、ドライをぬるま湯でふやかして香りを立たせると、戻りやすくなります。急に全部を変えるとお腹をこわすことがあるので、1週間ほどかけて割合を変えていきましょう。
関連記事ドッグフードの切り替え方!何日かける?混ぜる割合と下痢になったときの対処子犬・シニア犬にウェットフードを使うとき
子犬
子犬には、子犬用(成長期用)の総合栄養食を選びます。ドライをふやかして食べている時期に、香りづけとして少し混ぜる使い方が向いています。生後3か月の子なら、今日はふやかしたドライに、子犬用ウェットを小さじ1ほどのせるところから始めると、お腹の様子を見ながら進められます。
子犬は体が小さく、少しの食べすぎや下痢でも弱りやすいので、量を増やすのは数日ずつにしましょう。半日以上なにも食べない、水も飲まないときは、元気そうでもその日のうちに動物病院に相談してください。
シニア犬
かむ力や食欲が落ちてきたシニア犬には、ウェットフードの食べやすさが助けになります。一方で、運動量が減って太りやすい年代でもあるので、カロリーの置きかえはしっかりしましょう。腎臓や心臓の病気で食事を気をつけている子は、自己判断でウェットを足さず、先に獣医師に相談してください。
始めるときは、いつものごはんに小さじ1ほどのせて、うんちの様子を2〜3日見ます。元気や食欲が急に落ちた、半日以上なにも食べないときは、その日のうちに動物病院へ。
関連記事シニア犬のドッグフードは何歳から?成犬用との違いと選び方、量の目安開けたあとのウェットフードの保存
ウェットフードは、開けたら傷みやすいごはんです。次のことを守りましょう。
- 食べ残しはお皿に出しっぱなしにせず、30分ほどで片づける
- 缶の残りは別の容器に移し、ラップをして冷蔵庫へ。1〜2日ほどで使い切る(表示があればそちらを優先)
- 冷蔵庫から出したら、人肌くらいに温めると香りが戻る(熱くしすぎない)
- においや色がおかしいもの、ふくらんだ缶やパウチはあげない
夏場は特に傷みやすくなります。1回で使い切れる小さいサイズを選ぶと、捨てる量も減らせます。
受診したほうがいいとき
フードを変えたあと、うんちが少しやわらかくなるのはよくあることです。元気と食欲がある成犬なら、元のフードの割合を戻して1〜2日様子を見てかまいません。次のようなときは動物病院に相談しましょう。
動物病院に行く目安
- 何度も吐く、ぐったりして動かない、血の混じった下痢や黒いうんちが出る
- 傷んだウェットフードを食べたあと、吐く・ふるえる
- 子犬やシニア犬が半日以上なにも食べない、水も飲まない
- 元気な成犬でも、下痢が2日以上続く
- ウェットなら食べるがドライはまったく食べない状態が続き、体重が減ってきた
夜間や休日は、かかりつけか夜間救急の動物病院に電話して指示を聞きましょう。
ウェットフードは量をそろえて、愛犬に合う使い方を
ウェットフードは、水分をとりたいときや食欲が落ちたときに役立ちます。総合栄養食かどうかを確かめ、混ぜるときはドライを減らして量をそろえれば、毎日のごはんに無理なく取り入れられます。まずは今のドライに少しだけのせて、愛犬の食べ方とうんちの様子を見てみましょう。
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ウェットフードだけで育てても大丈夫?
年齢に合った総合栄養食なら、ウェットだけでも栄養はとれます。値段と歯の汚れが気になるときは、ドライと組み合わせましょう。
子犬はウェットフードをいつまで食べてよい?
子犬用の総合栄養食なら、月齢で区切る必要はありません。1歳ごろに成犬用へ切り替えるときは、ドライと同じく1週間ほどかけて変えましょう。
猫用のウェットフードを犬にあげてもいい?
猫用は犬に必要な栄養の割合と違い、脂肪やたんぱく質が多めです。一度少し食べた程度なら多くは心配いりませんが、玉ねぎなど犬に危ない具材が入っていないか原材料を確かめ、続けてあげるのはやめましょう。
シニア犬にはウェットのほうがいい?
かむ力や食欲が落ちた子には食べやすくて向いています。病気で食事を気をつけている子は、先に獣医師に相談してください。
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