犬の気持ち・行動の意味
犬が怪我や傷口をなめるのはなぜ?なめさせないための対策と受診の目安
犬は怪我をすると、傷口を一生懸命なめます。つばをつけておけば治る、というイメージもありますが、なめ続けると逆に治りが遅れることがあります。この記事では、犬が傷口をなめる理由と、なめさせないための対策をまとめました。
- 傷口をなめるのは、痛みやかゆみをやわらげ、汚れを取ろうとする本能
- なめ続けると、傷が開く、化膿する、治りが遅れる
- エリザベスカラーや術後服で、傷に口が届かないようにする
犬が怪我や傷口をなめるのはなぜ?
傷をなめるのは、痛みやかゆみをやわらげ、汚れを取り除こうとする本能と考えられています。野生では、ほかに手当ての方法がなかったなごりです。
治りかけの傷はかゆくなるので、なめる回数が増えることもあります。
傷口をなめ続けるとどうなる?
- かさぶたがはがれて、傷が開く
- 口の中の細菌が入って、化膿する
- 塗り薬がとれて、効かなくなる
- なめ続けた皮膚が赤くただれ、なかなか治らない傷になる
手術の傷口をなめて、縫った糸がほどけてしまうこともあります。
なめさせないための対策
| 方法 | 向いているとき | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| エリザベスカラー | 手術のあと、深い傷 | 視界が狭くなる。食事や水飲みを手伝う |
| 術後服・ウェア | お腹や背中の傷 | サイズが合わないと届いてしまう |
| 靴下・包帯 | 足先の軽い傷 | きつく巻くと血のめぐりが悪くなる |
| ソフトタイプのカラー | 硬いカラーをとても嫌がる犬 | 傷の場所によっては届くことがある |
どれが合うかは、傷の場所や犬の性格で変わります。動物病院で相談して選びましょう。
気をつけたいこと
- 口輪は長時間つけない。水が飲めず、体温も下げにくい
- 絆創膏や包帯を飲みこまないよう目を離さない
エリザベスカラーに慣れてもらうコツ
- 食器を高くするカラーの縁が床に当たらない高さに置く
- 通り道を広げるぶつかりやすい家具を動かす
- つけたらほめるおやつと一緒につけて、いいことと結びつける
はじめは嫌がっても、2〜3日で慣れてくる犬が多いです。
家でできる手当てと注意点
小さなすり傷なら、水道水でやさしく洗い流し、清潔に保ちます。人用の消毒薬や塗り薬は、犬がなめると体に悪いことがあるので、自己判断で使わないようにしましょう。
すぐ動物病院に行きたいサイン
- 出血が止まらない、傷が深い、かまれた傷
- 傷のまわりが腫れて熱い、膿が出る、においがする
- 手術の傷が開いた、縫った糸が取れた
- 痛がって足をつかない、元気や食欲がない
犬にかまれた傷は、表面が小さくても中が深いことが多いです。早めに受診しましょう。
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傷が見あたらないのに同じ場所をなめるときは、皮膚炎やかゆみ、関節の痛み、ストレスなどが考えられます。なめた跡が赤くなっていたら、早めに相談しましょう。
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犬のつばに傷を治す力はある?
汚れを流す働きはありますが、細菌もいるので、なめさせ続けるのはおすすめできません。
人の傷を犬がなめるのは大丈夫?
犬の口の菌が入ることがあるので、傷はなめさせないようにしましょう。
エリザベスカラーはいつまで?
傷が治るまでが目安です。外す時期は動物病院の指示に従いましょう。
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