老犬の介護は何から始める?食事・トイレ・歩行・寝たきりのケア
このページには広告(PR)を含みます
このテーマのまとめ健康管理・予防・保険愛犬が年をとると、歩くのがゆっくりになったり、トイレを失敗したりと、少しずつ手助けが必要になります。はじめての介護は、何をすればよいか不安なものです。この記事では、老犬の介護を始める目安と、食事・トイレ・歩行・寝たきりのケア、飼い主が無理をしないコツをまとめました。
- 小型・中型犬は7歳、大型犬は5〜6歳ごろからシニア。変化に合わせて少しずつ準備する
- 床をすべりにくくする、食器を高くするなど、家の工夫でできることが多い
- 急な変化は年のせいと決めつけず、動物病院で病気がないか確かめる
老犬の介護は何歳から始まる?
犬がシニアになるのは、小型犬・中型犬で7歳ごろ、大型犬で5〜6歳ごろが目安です。介護が必要になる時期は犬によって大きく違い、10歳を過ぎても元気に走る犬もいれば、もっと早く手助けが必要になる犬もいます。
年齢よりも、次のような変化が見えてきたら、介護の準備を始めるタイミングです。
- 寝ている時間が長くなった
- 段差やソファに上がるのをためらう
- 散歩の途中で止まる、帰りたがる
- トイレの失敗が増えた
- 名前を呼んでも反応がにぶい、夜に起きて歩き回る
食事のサポート
| 困りごと | 工夫 |
|---|---|
| 首を下げて食べるのがつらい | 食器を台にのせて、首を下げずに食べられる高さにする |
| かむ力・飲みこむ力が落ちた | フードをぬるま湯でふやかす、細かくする、ペースト状にする |
| 食欲が落ちた | 少し温めて香りを立たせる、1日の量を3〜4回に分ける |
| 自分で食べられない | 体を起こした姿勢で、スプーンやシリンジで少しずつ口の横から与える |
年に合わせて、シニア用のフードに切りかえるのもひとつの方法です。急に食べなくなったときは、歯の痛みや内臓の病気が隠れていることがあります。
関連記事犬のごはんの基本!ドッグフードの選び方と量、食べてはいけないものトイレのサポート
- トイレを近くに増やす 寝床のそばにも置いて、移動を短くする
- トイレのふちを低くする 段差のないトレーやペットシーツだけにする
- おむつやマナーパンツ 失敗が増えたら使う。こまめに替えて、お尻を拭いて清潔に
- 体を支える 足がふらつく犬は、腰を支えて姿勢を保たせる
- トイレの失敗を叱る
- 大きな声を出す、ため息をつく
失敗は、犬にもどうにもできない体の変化です。叱られると不安になり、かえって失敗が増えることもあります。だまって片づけ、成功したらほめましょう。
歩行と部屋づくりのサポート
歩く力を保つことは、筋肉や関節、気持ちの元気にもつながります。無理のない範囲で、外を歩く時間を続けましょう。
- 散歩は短く回数を分け、平らで歩きやすい道を選ぶ
- 疲れたときのために、カートや抱っこひもを用意する
- 後ろ足が弱った犬には、腰を支える介護用ハーネスを使う
- フローリングにはすべらないマットをしく。肉球のまわりの毛と爪を短く保つ
- 段差にはスロープ、階段やソファには柵をつける
寝たきりになったときのケア
- 体の向きを変える2〜3時間おきに左右を入れかえて、床ずれを防ぐ
- やわらかい寝床にする体圧を分散するマットや、低反発のクッションを使う
- 骨の出たところを守る肩、腰、ひじ、くるぶしが赤くなっていないか毎日見る
- 体を清潔に保つおしっこやうんちで汚れたら、すぐに拭いて乾かす
- 水分をとらせる体を起こして、少しずつ水やスープを飲ませる
床ずれは、赤くなった段階で気づけば、悪くなる前に対処できます。皮膚がただれたり、穴があいたりしたら、早めに動物病院に相談しましょう。
夜鳴き・徘徊など認知症のような変化
年をとると、昼と夜が逆になる、同じところをぐるぐる回る、狭いところに入って出られなくなるといった変化が出ることがあります。
- 昼間に日光を浴びて散歩し、夜に眠りやすいリズムを作る
- 円形のサークルやクッションで囲い、ぶつかってもけがをしない場所を作る
- 夜鳴きは、トイレ、のどのかわき、暑さ寒さ、痛みがないか先に確かめる
- 眠れない日が続くときは、動物病院で相談する。サプリメントや薬で楽になることもある
- 急に立てなくなった、歩けなくなった
- 1日以上何も食べない、水も飲まない
- けいれんを起こす、呼吸が速く苦しそう
- おしっこが半日以上出ていない
飼い主が無理をしないために
介護は長く続くこともあります。飼い主が倒れてしまっては、犬の暮らしも守れません。
- 家族で役割と時間を分ける。夜の見守りを交代する
- 老犬ホームや、介護に慣れたペットシッター、動物病院の預かりを使う
- かかりつけの獣医師に、困っていることをそのまま話す
- できないことが増えても、いっしょに過ごす時間そのものを大切にする
介護が必要になるのは、それだけ長くいっしょに暮らしてこられたしるしでもあります。完ぺきを目指さず、犬も飼い主も楽な方法を選びましょう。
よくある質問
老犬におむつはいつから使う?
トイレの失敗が増えて、犬も家族も困るようになったら使い始めてよいころです。長時間つけっぱなしにせず、こまめに替えましょう。
寝たきりの犬の体の向きはどのくらいで変える?
2〜3時間おきが目安です。夜は家族で交代するか、体圧を分散するマットを使って負担を減らしましょう。
老犬は散歩に行かなくてもいい?
歩けるうちは短くても続けるのがおすすめです。歩けなくなっても、カートで外の空気にふれるだけで気分転換になります。
介護に疲れてしまったら?
ひとりで抱えず、家族やかかりつけの獣医師、老犬ホームなどに相談しましょう。休むことも大切な介護の一部です。
PR
シニア犬の毎日のケアに
あわせて読みたい
横にスライドして見る(6本)